アメリカ大統領選後の日本の立ち位置

アメリカ大統領選もここまでくるとバイデン候補がかなり優勢だ。このままの勢いで開票が進むと4年ぶりに民主党への政権交代が実現する可能性が極めて高い。

それは日本にとって何を意味するものなのか?

オバマ前大統領は「アメリカは、もはや世界の警察ではない」といった。そして国際紛争には一切介入し
なかったわけだが、その結果、過激派組織ISは勢力を拡大していった。中国共産党は南シナ海全域の浅瀬に武力をちらつかせて、好き勝手に他国の領土を我が物顔で埋め立て軍事基地を増設した。そのような状況にまた戻ってしまうのか不安がよぎる。

尖閣では、中国共産党海警局の船が、毎日のように我が領海に潜入を繰り返す。そしてつい先日のこと、海警法を改正して武器使用を認める法案を可決したばかりである。中国共産党の打ち寄せる脅威に対してトランプ政権には強力な突破力があったわけだが、果たしてバイデン候補が大統領になった場合にどれほどの期待が持てるものか未知数ではないか。そこで日本の立ち位置としてまずは、尖閣を守り抜くためにはこの期に及び武力衝突も辞さない構えで一歩も譲らない覚悟で臨む必要がある。領土紛争もやむなしと強気の構えを決して崩さないことが大事。また一方で真の経済大国日本は自信をもってヨーロッパの主要国及び豪州、インド、ASEAN諸国などと連携を強化して中国共産党と対峙する体制を早急に築くこと。そして、その上で混迷するアメリカ社会に日本が率先して救いの手を差し伸べることが世界の平和に大きな貢献となる。そのことが結果として中国共産党に飲み込まれないための最良な策となろう。

今こそ日本が、世界に先駆けて力強いリーダーシップを取るべきだ。