もはや誰一人として責任を取らない政治屋集団に、これ以上、日本を任せるわけにはいかない。イギリスのジョンソン首相が「変異ウィルスは今までよりも7割増しの強力な感染力がある」との、極めて緊迫した表情でメッセージを発したのは昨年12月19日のことであった。そのメッセージには、良識あるものは誰もが危機感あらわに驚きをもって身構えたはずである。しかしながら、役に立たない政治屋集団はまったく反応なしと思えるほど、何のアクションを起こすこともなかった。国民の命を預かる立場の彼らは、本来ならば、急遽国会を召集して真剣にその対応策に当たらなければならないはずである。
年が明けて、切羽詰まった東京都知事の要望により、ようやく危機的な現状に気付き、遅きに失した感はぬぐえないが、緊急事態宣言を発するに至った。過ぎた時間は取り戻すことはできないが、この期に及んで、恥の上塗りはこのあたりで終止符を打ち、最後の頼みの綱とし、せめて本来政治家ならば「今何をなすべきか」信念を持った意地を見せてほしいものだ。
その上で、現状を直視して医療崩壊の状況を少しでも改善すべく以下の対応策を、全額国費によって早急に実施することを切望する。
◆すべての医療従事者に対する手厚い支援策として、まずは現状の給与を3倍に増額すること。
◆防護服やマスク等の必要物資を無償で支給すること。
◆基幹病院の駐車場に仮設プレハブのコロナ専用病棟の設置と、その必要な機器及び医療スタッフの増員をすること。