「救急隊員の皆様方は自らの危険を顧みず、感染リスクの非常に高まる救急車両の中で、身の危険をさらしながら賢明な感染者の搬送を日夜担っている」
コロナに感染しても、入院することすら叶わない悲惨な現状がいつまで続くものだろうか。自宅療養を余儀なくされ体調不良に苦しみながら治療薬もなく重症化の不安にさいなまれる辛い日々を過ごさざるを得ない多くの人々が日々増加している。これが医療大国日本の今の姿とは。パンデミックの発生以来、未だに効果的な対策を何一つとして打つことができなかった政府の無策ぶりには呆れるばかりか言葉を失う。
これでは我が国の皆保険制度は完全に崩壊寸前ではないか。国民は安くはない健康保険料を否応なしに徴収されているにもかかわらず、この不条理極まりない状況である。今も救急車のサイレンの音が引っ切り無しに鳴りやまない。コロナ感染者の命を救うため一刻も早く医療施設に搬送しなければと救急隊員の皆様は分厚い防護服に全身を包み息苦しいN95のマスクに保護メガネそしてヘルメットを被り、汗だくになって過酷な感染のリスクを負ってまで日夜命がけの賢明な使命を果たしている。本当にありがたく感謝の気持ちは言葉が見つからない。
しかし日本の主要メディアでは全くと言っていいほどここにスポットライトは当てられていない。ここが日本の大変大きな社会問題なのである。