日本国民に差し迫ったこれからの世界観と軍事バランスの意識革新について

世界平和のために一国にて死に物狂いで戦っているウクライナに対して西側の各国は身を切る思いで武器を始めとして出来る限りのあらゆる支援の手を差し伸べている。しかしながら日本では防衛装備移転三原則を盾にウクライナのゼランスキー大統領が切望する多連装ロケット砲等など、まだこれからも使える貴重な兵器類を支援に回すことなく廃棄処分にするという。なんとも世界の常識を欠いたお粗末な国策なのであろうか。呆れるばかりである。

プーチンロシアのウクライナへの残虐極まりない侵攻によって世界の国防の認識は紛れもなく一変した。しかしながら日本ではこの期に及び相も変わらずのアメリカ頼み一辺倒で足元にまで差し迫る激動する変化の波を捉えることが全くと言って良いほどできない。そこには平時が永遠に続くものとする日本文化独特の平和ボケした非常識な世界観が広くはびこるためではないかと確信するところである。世界に視野を広げアメリカの内情を冷静に考えた時、この先日本は今までのようなアメリカの軍事力の傘の下で安穏と暮らせる時代ではないことはもはや火を見るよりも明らか。

今こそ日本国民は世界の常識に一歩でも近づかなければ取り返しのつかない状況になりかねない。そしてそのことを成しえるために
は政治力が欠かすことができないわけだが、そこにも大きな障壁が立ちはだかる。ストレートに言ってしまえば政界に名を連ねる政治屋さん達の国民の代表という認識度と志を見た時にあまりにも評価に値しないお寒い現実があって頼りにならない。しからばこの先如何にすべきかである。少なくとも国民一人ひとりが危機意識と切迫感をもって世界の軍事バランスと国防を真剣に考えてみた時にその第一歩として憲法九条の見直しを含め抜本的な改正は避けて通れないという厳しい現実を真摯に見つめ受け止めなければならないのではないか。そして今こそ日本国民は世界観をもってその第一歩を力強く踏み出さなければ、次の世代に平穏な時代を残すことは限りなく困難な状況に追い込まれてしまう
のではないだろうか。

手遅れにならない内にその第一歩を!!